人権・戦争・地球環境

人権・戦争・地球環境

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出版社
彩流社
著者名
関家新助
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2022年8月
判型
四六判
ISBN
9784779128424

人びとに備わる自然権(生存権)の危機を問う!?

人間が人間らしく生きる権利として形成された近代国家を支えた「自然権」を脅かすものは、独裁政治であり、戦争である。

そして今や地球規模で人類に迫る危機は環境汚染と破壊だ。限りなき欲望の果ての破綻を回避できるのは、“ 欲望を制御する” 人びとの理性である。だが、理性を育むべき“ 教育の現場” は見るも無惨だ!不可能性に晒される理性を、その理性自らの批判を通して理性的であるためには……。



【目次】



第一章 近代国家と「自然権」──その暗雲

第一節 近代国家──「自然権」の登場

近代国家の確立とその背景

近代国家を支えた哲学思想・「自然権・人権思想」

日本国憲法──権利の体系を中心に

第二節 近代国家──その後の展開

第二章 「自然権」の全面否定──戦争と平和

第一節 20世紀の殺戮・その要因

第一次世界大戦(1914年―18年)

第二次世界大戦(1939年―45年)

朝鮮戦争(1950年―53年)

ベトナム戦争(1959年―75年)

第二節 平和への道程──欲望の制御・永世中立・軍隊をもたない国々

軍隊をもたない国々の存在

自衛隊について

第三章 「自然権」──地球環境破壊

第一節 いま地球では何が起きているか

地球環境破壊の原点──地球温暖化

自然現象説

人為的現象説

地球温暖化の影響

? 大気汚染──地球環境破壊の原点

? オゾン層の破壊   ? 酸性雨と水資源の危機

? 土壌汚染・劣化   ? 海洋汚染

? 砂漠化──近年の現象に注目

 第二節 それは制御可能か

世界的な取り組みと現状

? 国連の取り組み

? 国家・地方公共団体・経済界の役割

? 私達自ら実践すべき課題   ? なお問題は残る

終章 見えない解決への道程──教育への期待、その現実

教育の重み

大学の現状と再興

? 私の教員体験   ? 今日の大学教育・その現状

? 大学教育の再建

あとがき

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