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ウクライナで発売された唯一無二の評伝。世界17ヵ国で発売が決定!
技術者の父親らとともに、モンゴル北部の町で幼少期を過ごしたゼレンスキー。大学では、即興コメディコンテストの番組『KVN』に出場する友人や将来の伴侶オレナとの出会いと恋、そして制作会社「第九五街区」でドラマ制作へと邁進する日々。
主人公を務めたドラマ『国民の僕』が社会現象となり、同名の政党をつくり、大統領選挙で泡沫候補から主役の座に躍り出たゼレンスキーが、大統領の椅子にたどり着いた先に見たものとは?
汚職撤廃を掲げながら、身内で政府の重要ポストが固められ、数多くの問題を抱えることになったゼレンスキー。しかし、ロシアのウクライナ侵攻とともに、その評価は一変していく。ウクライナの政治の混迷状況がわかってこそ、ロシアのウクライナ侵攻の過程、ゼレンスキーの生き方が理解できる。
著者はウクライナで著名な政治ジャーナリストであり、ゼレンスキー大統領の素顔を、ゼレンスキー自身、妻オレナの言葉、古くからの友人や仕事仲間、側近らのさまざまなインタビューをもとに活写していく。
「本書に収められた第六代ウクライナ大統領の生涯のエピソードの一つひとつが、ウォロディミル・ゼレンスキーの肖像を構成する要素だ。政治経験も関連知識もないまま、ウクライナ人に国家を変えると約束した男。一三五〇万人の有権者が運命を託した男。
本書には、説教じみた話や偏見、情報操作などは含まれていない。事実だけだ。私はただ、第六代ウクライナ大統領の素顔の肖像画を描きたかったのだ」――プロローグより
全体が37のエピソードで構成されているため読みやすく、ロシアのウクライナ侵攻をより深く知るためにも格好のテキストである。
解説は『プーチン幻想』『NATOの教訓』(PHP新書)のアンドリー・グレンコ氏。
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