1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
1985年に花神社より刊行された戦後詩論の37年ぶりの復刊。戦後40年が経過しこれまでの戦後詩の運動がそろそろ総括の時期に入った時点で書かれた本格的な詩史論。吉本隆明の『戦後詩史論』の否定的な総括を転倒させ、戦後詩以後のあらたな詩の可能性をも思想的表現論的に探究した著者の最初の長篇評論。最近の『言語隠喩論』にもつながり、現代詩の原点への確認と再考をうながす戦後詩の綿密なフィールドワーク。大岡信氏推薦の力作評論。石垣島の詩人・批評家の八重洋一郎氏の懇切丁寧な解説を付す。
目次
再刊にあたって
序 章 総括と展望への視点
第一章 〈戦後〉の意味と位相
第二章 日本的共同体という闇から表現へ
第三章 〈敗戦〉の風景
第四章 〈戦後〉の成熟とその身体化
第五章 〈戦後詩〉の現在
*
戦後詩という風景とその解体
花神社版あとがき
[解説]敗亡傷痕からの豊饒 八重洋一郎
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。