「昭和鹿鳴館」と占領下の日本

「昭和鹿鳴館」と占領下の日本

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出版社
現代書館
著者名
山田邦紀 , 坂本俊夫
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2022年8月
判型
四六判
ISBN
9784768459249

敗戦直後の1945年8月、マッカーサーが日本に降り立つ直前、占領軍を迎え入れる厚木飛行場では、小園安名大佐が徹底抗戦を主張、やってくる占領軍を相手に総決起を呼びかけていた。厚木飛行場に戦闘機があるということは日本に降伏の意思がないということ、なんとかしなければと考えた軍上層部は、大安組の安藤明に協力を依頼する。500万円(現在の約3億円)という金額で請け負った安藤明は、見事、一昼夜にして厚木飛行場を整備し、無事降伏の調印式が行われることになる。
表の歴史にほとんど登場してこない人物、安藤明。「天皇制護持」の旗を振り、金を政治家にばらまき総理大臣を擁立しようとした豪快さの一方、GHQに逮捕されてのち金の力を失い転落していく。
昭和鹿鳴館とも称された安藤が経営した銀座「大安クラブ」を舞台に安藤がGHQ中枢部に取り入っていく様子を描きつつ、食糧難の時代に湧き上がった民衆運動と反共へと舵を切っていくGHQなど、激動の戦後史を残された資料からたどる。

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