奴隷会計

奴隷会計

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出版社
みすず書房
著者名
ケイトリン・ローゼンタール , 川添節子
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2022年8月
判型
四六判
ISBN
9784622095248

「現代マネジメント技術は、カリブ海やアメリカ南部のプランテーションではなく、イングランドや工業化したアメリカ北部の工場で発達したと通常は語られる…ローゼンタールによればそれは誤りだ。アメリカ南部とカリブ海の奴隷所有者は、北部よりずっと以前に、先進的なマネジメントと会計技術を用いていた。その技術は今でも現代ビジネスで用いられている」
(marketplace.org)

「マネジメント、データ、現代的会計手法の暗黒史に関心をもつ万人が読むべき書」
W・ケイレブ・マクダニエル(ライス大学)

「自由市場経済についての常識的なナラティブを、一挙に打ち砕く」
マーティン・マイアズ(『タイムズ・ハイアー・エデュケーション』)

「資本主義は自由市場を本質とするだけではない。それは奴隷の背のうえに築かれたものでもあるのだ」
(『フォーブズ』誌)

奴隷制と会計技術の、わかちがたい関係を、豊富な帳簿史料で実証した画期的研究をついに邦訳。

「私たちはモノをつくる労働者がなかなか見えない世界経済に生きている。距離と定量的な経営がこの流れを助長し、資本主義と自由という前提はこれを隠すのに一役買っている。「自由」貿易にしても「自由」市場にしても、人間の自由とのあいだに必然的な関係はない。それどころか、プランテーションの奴隷制の歴史は、その逆が真実でありうることを示している」
「快適な会計室に身を置く者にとって、人間の数を単に紙の上の数字と見なし、男、女、子供をただの労働力と考えるのは、恐ろしくなるほど簡単なのである」
――本文より

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