山中智恵子歌集

山中智恵子歌集

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
書肆侃侃房
著者名
山中智恵子 , 水原紫苑
価格
2,310円(本体2,100円+税)
発行年月
2022年7月
判型
四六判
ISBN
9784863855311

「私は言葉だつた。」



短歌の韻律に乗せて人間存在を徹底的に問うた歌人・山中智恵子。

代表歌集『紡錘』『みずかありなむ』『夢之記』を完本で収録する。

『葛原妙子歌集』(川野里子編)に続く新編シリーズの第2弾!

1600首を収める。



【栞】

小島なお「匣のなかの贈物」

瀬戸夏子「殺害のプロセス」

藪内亮輔「山中智恵子の〈境〉 ──『みずかありなむ』を中心に」



【収録歌より】

うつしみに何の矜恃ぞあかあかと蠍座は西に尾をしづめゆく(『空間格子』)



わが生みて渡れる鳥と思ふまで昼澄みゆきぬ訪ひがたきかも(『紡錘』)



行きて負ふかなしみぞここ鳥髪に雪降るさらば明日も降りなむ(『みずかありなむ』)



その問ひを負へよ夕日は降ちゆき幻日のごと青旗なびく(『みずかありなむ』)



さくらびと夢になせとや亡命の夜に降る雪をわれも歩めり(『虚空日月』)

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top