世界人口の1%未満が富を独占する現状は、実は不正義であるばかりか経済成長を阻害し環境問題を悪化させる。この状況はどうしたら変えられるのか?かつて不平等を批判することは、左翼的で、非現実的な主張とみなされてきた。しかし、現在では「不平等の拡大は成長と進歩のために必要」としてきた新自由主義的な国の政府やIMFなどの国際機関も、考え方を改めている。不平等の放置は、不正義であるばかりか、経済成長を阻害し、環境問題への取り組みを妨げる「公共悪」として認識されるようになったのだ。しかし、歴史を見れば明らかなように、認識が変わっても、政府はそう簡単には動かない。政府の重い腰を上げさせるには、市民からの突き上げが不可欠なのだ。
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