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アメリカと日本の境界域に立つ3 人の女性作家たちが
母なる〈存在〉、〈国〉、〈言葉〉と対峙する。
少女時代にアメリカ生活を体験した作家・水村美苗
米軍基地のある横須賀で育った写真家・石内都
黒人兵との恋愛を描いた小説でデビューした作家・山田詠美
個としての女性が、アメリカに対する劣等感、屈辱を乗り越える。
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【目次】
第1章 視覚からの逃避と視覚への逃避
第1節『私小説from left to right』における視覚の問題
第2節 『私小説』の言語表記
第3節 アメリカを触媒とした母娘関係の変容
第4節 〈白人文化〉の内面化
第2章 日本の中のアメリカ
第1節 石内都の『絶唱、横須賀ストーリー』
第2節 二人の石内都
第3章 母親探しと言葉の獲得
第1節 〈原初の母〉としてのスプーン
第2節 恋愛表現から見る対米関係
終章 娘たちのまなざしの先へ
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