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江戸・明治時代を舞台にして古典落語を擬した新作落語である「擬古典」。
その擬古典の具体的なつくり方を中心に、擬古典とはいったいどういうものか、
いまなぜそれを取り上げるのか、を論じ、また現在、高座に掛けられている
擬古典の名作の紹介や執筆に役立つ書籍も提示、そのほか、落語作家としての
心構え、そもそも「落語作家は食えるのかどうか」という究極の問いへの答えまで
……著者がこれまで発表してきた落語の解説と速記とともに語りつくす。
本書に登場する主な落語家さんは、立川談四楼、柳家一琴、立川談慶、柳家小せん、
柳家小傳次、林家たけ平、春風亭三朝、桂夏丸、立川こはる、入船亭小辰、立川寸志、
雷門音助、立川だん子(敬称略)。
落語家さん、天狗連の方、落語会主催者の方、新作派はもちろん古典派の落語家さん、
ファンの方も本書に興味がある人は多いはず。乞うご高覧ください!
[目次]
(第1章)落語の作り方・落語作家の心構え・擬古典とは何か。
(第2章)井上作の落語のあらすじとサゲ、そのクスグリとポイントを解説。
(第3章)井上の擬古典が口演された際の速記および加筆・修正したもの。
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