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多くの人を魅了し、ウズベキスタン発掘調査中に94歳で逝った伝説の文化人類学者、加藤九祚が遺した仕事とその足跡とは。
中央アジアの歴史と文明・文化を探究し続けた故人を偲ぶ 最終追悼号が、生誕100年・保存版としてついに刊行。
“加藤九祚一人雑誌”と称し、2001?2012年にかけて年1冊、「中央アジアを中心に古代や中世における文化・文明の交流と共存の歴史を考える」ために故人が精魂を込めて編み続けた『アイハヌム』は、アフガニスタン北部の遺跡の名で“月姫”を意味する。
客死から6年、遺された訳業、シルクロード研究の大家の遺作や中央アジアの仏教文化を詳解する論文、追悼文ほかを収載、内外の多くの人に慕われた故人の志を継ぐ――。
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