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今やロシアは世界史の真只中に怪物のような姿をのっそり現して来た――。千変万化するロシア国家の深奥にあって、多くの人を魅了する魂のロシアとは何か。プーシキンからドストイェフスキー、チェホフにいたる十九世紀の作家たちの精神を辿りつつ、「ロシア的なるもの」の本質に迫る。
〈巻末エッセイ〉江藤 淳〈解説〉佐藤 優
目 次
序
第一章 永遠のロシア
第二章 ロシアの十字架
第三章 モスコウの夜
第四章 幻影の都
第五章 プーシキン
第六章 レールモントフ
第七章 ゴーゴリ
第八章 ベリンスキー
第九章 チュチェフ
第十章 ゴンチャロフ
第十一章 トゥルゲーネフ
第十二章 トルストイ
第十三章 ドストイェフスキー
第十四章 チェホフ
後 記――新版発刊にさいして
後記
井筒先生の言語学概論 江藤 淳
解説 佐藤優
索引
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