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戦後推理界に「社会派」の領域を拓いた巨匠による、知られざる論跡の全貌――『黒い手帖』ほか単行本・全集にはこれまで未収録だった、貴重なミステリ評論38篇(+α)を初集成。「戦前」と「戦後」、「本格派」と「社会派」の間で、彼はいかに格闘し、現在に至る歴史を創りあげたのか? ミステリ史のみならず、現代日本文学史の空白をも埋める一冊。没後三十年記念出版。解説・巽昌章
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