中上健次論

中上健次論

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出版社
インスクリプト
著者名
渡邊英理
価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2022年7月
判型
A5
ISBN
9784900997868

中上健次の文学を(再)開発文学の視座から捉え、ポストヒューマンをも射程に収めつつ、複数の方向に開かれた路地の「仮設」性に、脱国家・脱資本を志向する〈路地のビジョン〉=中上思想の可能性の中心を見出す。一見すると古く、停滞しているように見える路地。しかし「それは、状態として見れば停滞であるが、「運動として見れば抵抗である」(竹内好)」。「進歩」や「成長」が、実のところ荒廃や壊滅を意味する現代に、中上健次のアクチュアリティを問い直す、新世代の思想=文学論。

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