石垣から読み解く富山城

石垣から読み解く富山城

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出版社
桂書房
著者名
富山城研究会
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2022年7月
判型
B5
ISBN
9784866271194

江戸時代の富山城は、東西700m、南北600mという広大な面積であった。これは、加賀藩100万石の金沢城とほぼ同じ規模である。富山藩10万石の本拠である富山城が、このように広かったのは、富山城を築いたのが加賀藩二代藩主前田利長だったからだ。利長が、家督と本拠の金沢城を利常に譲った後、居城に定めた地が富山城だった。利長は家督を譲ったが、利長はまだ若かったため、引き続き利長が政務を主導した。余生を過ごす隠居城ではなく、加越能三か国120万石を統べる政庁として、富山城は改修されたのである。慶長14年(1609)、富山城が大火によって焼失(利長は高岡城へ)。その後、富山藩の本拠として富山城は使われ、利長時代の規模を受け継いだ。120万石という近世最大の大名の居城でもあった利長時代の威容を、今に伝えるのが、富山城址公園に残る石垣である。解体修理工事や発掘での新発見をふまえ、石垣に隠された様々な秘密を解き明かす。オールカラーで、富山城の石垣探訪に必携の案内書。

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