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大猛丸は悪い鬼なんかじゃない…!?
恐れられた鬼伝説の真相が明らかに──
壮大な物語、感動の完結巻!
* * * *
伝説の鬼・大猛丸のことを調べたいと、鬼退治四天王の末裔の一人、朱鷺が妙見寺にやってきた。楓季とヒカルも町に来ているらしい。学校に一度も来ていない、智絵里たちのクラスメイトの家に滞在しているという。
ある日、寺の書庫で資料をあたっていた朱鷺は何者かに襲われ、同時に大猛丸は姿を消した。ヒカルたちに疑われつつ、智絵里と夏生は大猛丸を捜す。
夏生の家を訪れたとき、智絵里に過去の少女さくらの記憶がよみがえる。それは、「凶悪な鬼が里の人を襲っていた」という伝説とは異なっていた。伝説を変え、四天王の末裔たちに鬼の成敗を命じ続けた黒幕は一体誰なのか…? 意外な真相が明らかに。
ずっと過去にとらわれていた登場人物たちが真実を知り、本来の自分と未来を取り戻す、さわやかな完結巻です!
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