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「一期一会」という言葉がよく使われるが、これは井伊直弼が著した『茶湯一会集』に書かれている。直弼は世子になるまでの15年間を茶室・〓露軒がある埋木舎で過ごし、茶湯の一派樹立を宣言した。つまり直弼茶道の原点が埋木舎なのである。かつて直弼に茶名を授かった元側役・大久保小膳は廃藩置県後屋敷替えを命ぜられ、以後子孫が埋木舎を守り続けている。屋敷と茶室、井伊家から拝領した茶道具などとともに直弼茶道の真髄を埋木舎当主と直弼流茶道摂草庵宗家が解説。令和4年度彦根市茶の湯条例策定委員会の発足に併せ、発刊。
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