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百年企業数で日本は世界No.1。何故そうなのかを探求した暁に李新春が到達したのは日本産業論。エズラ・ボーゲルから40年,両者の共通点は日本人の際立つ学習力。しかし李はNo.1の起因を数百年遡る日本史と思想宗教哲学の中に見出しボーゲルと一線を画した。中国や世界経済に潜む富の集中リスクや,富二代の踊り場に来た創新力など社会矛盾の解決策をもはや西洋経営学ではなく,永遠のいのちを繋ぎ,社会と個人の幸福を実現し,伝統と革新を維持継承する日本老舗に求めた。見えにくい日本産業精神の本質が李の高い感性によって描かれ,まさに日本人が再び自覚すべき“ジャパン・アズNo.1”の令和版となっている。
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