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外国にルーツを持つ子どもの学習指導について、教育現場で悩む方も多いだろう。30年以上の実践から生まれた、指導方法・指導案・テスト・カリキュラムの組立てなど、あらゆる資料を惜しみなく提供。2版では、初版の内容全般を再点検し、説明文・資料の改良・修正を行ったほか、データをCD-ROMからWEBからのダウンロード方式に変更。
■「まえがき」より
初めて日本語を学ぶ子どもや学習理解に悩み日本語の学習に再チャレンジする子どもたちが、1~2年で自信を持って学習できるようにするには、短時間で効率の良い指導で学習力を高める効果を挙げる必要があります。この教案集はその方法を具体的に示すものです。主な指導対象は日本語を学ぶ高学年児童と中学生ですが、低学年児童にも応用できるように配慮しています。
本書の教案提示者はとよなか国際交流センターの「こども日本語教室」で日本語指導をしてきた“とよなかJSL(Japanese for School Life)”のメンバーです。“とよなかJSL”は、公益財団法人とよなか国際交流協会の勧めで2011年に子どものための日本語指導を始めたボランティアグループで、その後、豊中市教育委員会と公益財団法人とよなか国際交流協会との協働事業「子ども日本語プロジェクト」で一人でも多くの子どもたちの助けになるよう、学習力を高める指導に力を注ぐため研鑽を積んできました。
初めて指導をすることになったとき、先達の教案が拠りどころになります。私たちは次代のボランティア仲間を育てるためにも教案を確かなものにしようと、指導の中で生まれた疑問や留意点を書き残してきました。教案の素地は監修者の30年近い経験則から生まれたものですが、その指導に基づいて十数名のボランティア指導者が改良を重ねたものとなっています。その中から理解を確実にするための教材の選定への配慮、意欲を高めるための指導方法に対する配慮、定着度を見極める評価をしやすくするための配慮を重視した指導案を網羅しました。
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