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あるべき生き方、倣うべき考え方を学び、自らを顧みるための装置として存在していた。
特に東アジアにおいては、中国を淵源とする儒教思想に基づき、善行を勧め、悪行を戒めるために描かれた『勧戒画(かんかいが)』がひろく作成され、 人びとの思想や生活に対し、絵画はどのように機能し、展開していったのか。
古代から近代における『勧戒画』の諸相を多角的に考察、作品が生まれ、受容された時代の思想・文化を捉えなおすとともに、時代を超えて、見る者の「鑑(かがみ)」となる美術作品の力を再認識する刺激的な一冊。
掲載図版150点超!
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