感情の向こうがわ

感情の向こうがわ

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出版社
国書刊行会
著者名
光岡英稔 , 名越康文
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2022年6月
判型
四六判
ISBN
9784336073419

未曽有の社会的混乱のなかでこれからの私たちが生きる道とは――。稀代の武術家と精神科医の対話から見えてくる、自分の身体を通してものを考えるための実践的なことばの数々。

【目 次】
はじめに 名越康文 

第一章 コロナが明かした時代の無力さ
 不都合な事実と現実世界 
 より巧妙なマトリックスの世界 
 最大多数の最大幸福とは? 
 リベラルな言論の衰退の果て 
 武術界と宗教界のダメさについて 
 共同幻想が破れてもなお続く暮らし 

第二章 経験的身体と共同体
 誰しもが備えている経験的身体 
 地球に落ちてきた生命体 
 同調を確かめるから苦しい 
 自我ではない自分のやりたいこと 
 ハワイで時間の拘束が解かれた 
 怒りをうまく凝縮させる 
 YouTube と武術の組み合わせ 

第三章 原初を失った人間の前提を理解する
 二十一世紀は場の心理学になるだろう
 できないこともその人らしさなのか? 
 背骨のない身体観 
 ボディ・ビルディングという概念化 
 人間が生き延びていくためにすべきこと 
 「自然に還れ」というファシズム 

第四章 死生観について
 死は感覚の向こうがわ 
 抗えない死、感覚の向こうがわ 
 身体の左右観 
 経験的身体が観えない現代人 
 塵浄水の礼で知る勁道 
 信はどこで生じているか 
 死生観を前提にした生き方 
 死んだ先の仕事も意外と多い 
 死ねない身体 

第五章 言語と身体、精神分析
 アメリカでの原初体験 
 軸がなくても平気な日本 
 英語の話せる身体性 
 空手と不良の道のあいだで
 人間とは恐ろしいもの 
 ラカンの逸話に戦慄する 
 殺しにくるのが当たり前 

第六章 強さと弱さ
 道具と言語の多重化 
 心と感情 
 感情の基盤となる性 
 仏教の身体性

第七章 自我と個性と法則性
 プロレスを現実だと錯覚している 
 自我とは流派である 
 いまにいられず居着いてしまった
 積み上げという努力の大したことなさ 
 内面で逃避の理由を作るのが人間 
 絶対的な答えがない、という絶対的答え

第八章 感覚の向こうがわ
 型と経験的身体の関わりについて 
 感覚の向こうがわと型
 生命はガチ 

おわりに 光岡英稔
解説 畏友という存在 甲野善紀

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