復帰50年沖縄を読む

復帰50年沖縄を読む

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出版社
ボーダーインク
著者名
東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2022年6月
判型
A5
ISBN
9784899824282

作家・ジャーナリスト、歴史家、元米兵、自称「三流芸人」から元首相まで。
50人が推薦する沖縄本と高野孟の論考から「復帰50年」を考える。

「長いあとがき」より抜粋
 さてこの本は復帰50年にちなんで県内外の50人の方に沖縄に関する書籍を推薦して頂こう、という趣旨である。
 出版された時期は原則として復帰後、つまり50年前以降と決めたのはよいが、その間に売れた本を選ぶのか、評判の本か、マンガもふくむのか……誰に書いてもらうのか? 復帰50年記念のブックフェア展開というアイデアから始まったことであり、県内の書店の有志に集まって頂き話を伺った。ところがこちらが沖縄理解の必読本としてリストに挙げた数十冊は、全て残念ながら売れない、と評価された。昭和の臭いがプンプンしている、とこちらの「時代錯誤」を指摘する人もいた。そうかズレてんのか、と素直に反省しないのが昭和世代の悪癖なのかもしれない。
 沖縄は日本の縮図だから、矛盾や希望がそこにはある。面白い本は沢山ある。全体として沖縄の現状が浮かび上がるような、これからの日本・世界の進路にとっても大事な本が挙がってくるに違いない……と、執筆者頼りの楽観主義で編集が始まった。

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