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2021年惜しくも死去された池尾和人慶應義塾大学名誉教授の義塾における最終講義とパネルディスカッションを収録した追悼文集。五十人の政治家、エコノミスト、学者、ジャーナリストの寄稿により、不良債権問題、金融ビッグバン、コーポレートガバナンス策定、財政投融資改革ほか幅広く日本の経済政策に寄与された長年の活動、また教育の現場における厳しくも温かな姿が鮮やかに浮かびあがる。2018年の最終講義に基づくパネルディスカッションは現在進行形の日銀政策と財政の健全化の問題もトピックスとして扱われ、今なお読むべき示唆にみちた議論となっている。
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