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一九三七年、中国盧溝橋に響いた銃声が日中全面戦争の発端となった。大東亜共栄圏構想を展開する日本の武力行使で英米との対立が激化する中、日独伊三国同盟が結ばれ、一九四一年、日本が英仏蘭に宣戦布告。拡大する戦火はアジア諸国を日本と欧米との戦場とし、日本は国家総動員体制のもと太平洋戦争に突き進む。そして、一九四五年八月、日本が連合国に無条件降伏。盧溝橋事件から八年、満州事変から数えれば十四年に亘る、総力戦の名のもとに国民を駆り立てた「戦争の時代」が終わった。日本は、最高司令官マッカーサー率いる連合国軍の軍事占領下に置かれ、民主化と非軍事化を柱に憲法改正をはじめとする占領政策を実施される。やがて世界は米ソ冷戦の時代へ。日本は安保体制を代償に講和・独立を獲得、国家的自立の道を歩み始めた。だが一九六〇年、〝日米安全保障条約改定〟を機に、安保反対闘争が一気に激化。岸内閣は国会に警察官を導入、強行採決を行った。この未曾有の騒動に内閣は総辞職、代わって池田内閣が成立。以後日本は、急速な経済成長を遂げ、大きく社会変貌していく。
原案執筆・伊藤 隆
〈目次より〉
序 章 《大東亜共栄圏》の建設
第一章 日中全面戦争へ
第二章 統制の時代
第三章 太平洋戦争
間 章 焼跡・闇市・新生ニッポン
第四章 マッカーサー最初の二〇〇日
第五章 新憲法の成立
第六章 吉田政権と朝鮮戦争
第七章 《五五年体制》へ
間 章 もはや戦後ではない
第八章 安保条約改定へ
第九章 高度成長時代
第十章 《戦後》は終わった!
完結にあたって 石ノ森章太郎
解説 武田知己
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