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世界最高のアンサンブルを打ち立てた大指揮者ジョージ・セルの生涯
知られざる天才少年時代からクリーヴランドでの栄光まで、膨大な一次資料と関係者の生証言に基づく破格の評伝が初翻訳!(音楽評論家・板倉重雄)
「セルは、世界のもっとも偉大なオーケストラしか持ちえないような音の成分の上にオーケストラを堅固に作り上げた。訓練の隅々まで行き届いたお互いのすばやい呼応によって音楽性がアンサンブル全体に浸透し、あらゆるパートで雄々しく輝かしい音が放たれる。まさしくクラッシックのオーケストラとしての技術とバランスの神髄である。……セルの権威、経験、趣味に匹敵する貴重な指揮者は今日ほとんどいない」(ワシントン・ポスト紙の音楽批評家、ポール・ヒュームの発言)
セルの「英雄」の演奏に関してカーダスはこう書いた。「トスカニーニ以来、私はこのあらゆる交響曲の中でも最も偉大な作品が、かくもドラマチックな光に照らされ、かくもしっかりとした包括的なビジョンの下に探求し解き明かされたのを聴いたことがない」。
ヘイワースは以下のような比較をした。「まじめに考えて、七十歳のジョージ・セルは、……中央ヨーロッパのあの偉大な世代の最後の生き残りであり、カラヤン・アンド・カンパニーは、そのすべての業績をもっても太刀打ちできない……」(本文より)
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