突き抜ける中小企業23

モノづくり企業編

突き抜ける中小企業23

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
たつみや出版
著者名
たつみや出版編集部
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2022年5月
判型
A5
ISBN
9784991188213

従業員が製造業で300人以下、卸売業とサービス業なら100人以下、小売業なら50人以下の企業が中小企業と定められている。その中小企業は日本の企業数の99.7%を占めており、従業者数は日本の雇用の約7割になる。中小企業は文字通り日本の経済を支える存在である。しかしながら日本では「大企業=勝ち組」という意識のままで「誰もが知っている有名な大企業で働き、高給をもらって都心のオフィスビルを闊歩する」のが成功者というイメージが染み付いている。それを裏付けるかのように、日本の若い人で起業したいという人の割合は先進国の中で最低レベルという調査結果もある。その反面大企業に勤めれば安泰かというとそうではなく、業績が悪くなると簡単に45歳以上に対して希望退職募る企業があり、スキルがある人なら再就職も可能だろうが必ずしも生活を保証してくれるわけではない。最近では価値観が多様化し、必ずしも高給なのが幸せではないという考え方の人も増え、ワークライフバランスや仕事のやりがいを大切にする人も増えている。しかしながら令和になった今でも変わらず大企業に就職するのが良いと言う風潮が残っている。
 今回取材させていただいた突き抜けた中小企業23社は中小企業のイメージにありがちな、大企業の下請けで振り回されて大変だとか、労働条件がきついと言った働いている人がいわゆる「目が死んでいる」ようなマイナスイメージとは本当に程遠く、そこに働かれている方は文字通り「目に力があって生き生きと働く」職場だった。それは取材した23社がそれぞれ他社にない突き抜けたものを持っているからだ。

 ニッチな領域で圧倒的なシェアを持っている突き抜けた企業
 簡単に真似できない技術力を有している突き抜けた企業
 商品開発力に秀でている突き抜けた企業
 SDGsなどの社会課題解決に積極的に取り組み注目され売上を伸ばしている突き抜けた企業
 小さいがゆえにフットワーク軽く時代の変化に柔軟に対応できたおかげで業態を変化させて成功している突き抜けた企業
 大企業にはできないような徹底した顧客目線を持った突き抜けた企業

 結果大企業よりも利益率が圧倒的に高い会社もある。今ではそのような突き抜けた会社になっているがどの会社も順風満帆でそこにたどり着いたのではなく、初めた当初何もなく苦労されたり、売上が下がり会社が倒産しかけたり、従業員の離職率が高かかったり、どの会社も紆余曲折苦労してたどり着くことができたのだ。今回23社取材させていただいて共通する点があった。それは突き抜けるためには経営者が勇気を持って、腹を括り、覚悟を決めて一歩踏み出しているということ。
 本書は、会社を経営されている方には突き抜けた会社が一歩踏み出した足跡と勇気、御社が突き抜けるために必要なヒントを、中小企業に就職するかどうか悩んでいる方にはこれだけすごい中小企業が日本にはあるということを知っていただくことを目的としている。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top