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本書は、「私が撮影した機関区と機関車 北海道・国鉄編」の続編であり、まだ、明治・大正期の古典機を使用していた道内の炭鉱鉄道の様子や、厳しい冬に活躍する除雪車の詳細、そして、寒冷地仕様の独特の姿をしていた気動車たちの活躍を紹介している。
具体的には、勾配線用のEタンク、4110が活躍していた美唄鉄道を始め、三菱大夕張鉄道、夕張鉄道、留萠鉄道、夕張鉄道、三美運輸、日曹鉱業、真谷地専用鉄道などで最後の活躍をする蒸気機関車の様子を描写している。
除雪車では、キ100形ラッセル車、キ600形ロータリー車の他、試作で作られたキ273パラボラ式ラッセル車の不思議な姿も記録している。
気動車では、ごく僅かだけ製造され短命に終わった、客車改造のキハ45系を始め、簡易線用に作られたキハ03や、寒冷地仕様で永らく活躍したキハ12、キハ22、キハ56を紹介している。特に、キハ56を使用した特急北斗の姿は、希少である。
本書は、国鉄編と合わせて、昭和40年代の北海道の鉄道の変遷が理解できる恰好の書である。
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