小児科医・かかりつけ医に知ってほしい発達障害のこと

小児科医・かかりつけ医に知ってほしい発達障害のこと

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出版社
南山堂
著者名
坂本昌彦 , 関正樹
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2022年6月
判型
A5
ISBN
9784525285913

児童精神科医として地域の子どもたちと日々向き合っている著者が,発達障害をもつ子どもたちを診る機会のある医師に向けて,伝えたいことを詰め込んだ一冊.
発達障害の定義や分類,健診で注目したいポイント,専門医への紹介やその後のフォローについて,エビデンスを交えつつ,著者の経験知に基づいて解説しました.子どものライフサイクルに応じた理解と支援のポイントが,わかりやすく学べます.
子どもたちへの優しい眼差しにあふれた事例は必読です.

【目次】
第1部 総 論
1 発達障害ってなんだろう
発達障害の定義ってどうなっているんだろう?/DSM-5における神経発達症/ICD-11における神経発達症/発達障害者支援法における発達障害とは?/まとめ:発達障害とは

2 発達障害とライフステージ ―地域における療育や福祉制度について―
発達障害と乳幼児健診/1歳6ヵ月の乳幼児健診とASD/3歳児健診と発達障害/乳幼児健診の場でASD特性など発達障害の特性が認められる場合/発達障害の特性から継続的なフォローへ/乳幼児期の発達障害の診療においてかかりつけ医が知っておくと役に立つ用語や福祉サービス

3 発達障害とその周辺
発達障害と子どもの心身症や身体的愁訴/発達障害と不登校/発達障害と児童虐待

4 小児科と精神科、児童精神科の役割と連携
実際の発達障害診療では何が行われているのか?/トランジションと連携について/どのようなときに専門職を紹介したらよいのか?

第2部 各 論
1 自閉スペクトラム症
自閉スペクトラム症の歴史/DSM-5における自閉スペクトラム症/発達早期のASDの臨床像/幼児期のASD/幼児期のASDと保育園/学童期から思春期のASD/ASDと併存症/ASDの支援/早期支援で子どもの何を育てるか?/私たち支援者がフォローをしていく中で大事にしたいこと、大事にしていること

2 注意欠如・多動症
注意欠如・多動症の歴史/幼児期のADHD/学童期のADHD/思春期・青年期のADHD/ADHDと併存症/ADHDの子どもの支援

3 限局性学習症
学習障害(LD)とは/LDの歴史/診断の流れ/評価ツール/臨床的な特徴と支援/LDの支援における大切なこと

4 知的能力障害/知的発達症
知的障害の概念と用語の変化/知的発達症の臨床的な症状/知的発達症と身体科などの医療機関受診/重度知的発達症(を伴う自閉スペクトラム症)と強度行動障害/行動の機能を知ること

5 発達性協調運動症
発達性協調運動症の概念/DCDの疫学/DCDの子どもの臨床症状や心理社会的影響/DCDの子どもの支援

6 チック症
チック症の概念/チック症の診断/チック症の疫学/チック症の治療や支援

7 コミュニケーション症
コミュニケーション症の概念/コミュニケーション症の分類

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