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"今日も座席が決まらない……!
「この桜吹雪をよもや見忘れたとは言わせねえぞ」「これにて一件落着」――。決め台詞でおなじみの「江戸のお裁き」の舞台は、本当はどうなっていたのか? 100年以上にわたって役人たちが書き継いだ記録や当時の""マニュアル”を読み解き、近世社会を貫く「秩序観」をリアルに描き出す。
江戸時代、奉行所が開廷初日に直面したのは、裁判にやってくる人々の「身分」に応じて、お白洲での座席を分ける作業であった。さまざまな「身分」の上下を見極めようとする役人たちの熱意の背後に、幕府が守ろうとした社会の秩序と正義のあり方を見出す。「身分制度」への思い込みが覆される快作!
(仮)
序章 法廷のようなもの
第一章 お裁きの舞台と形――どんな所でどう裁くのか?
第二章 変わり続ける舞台と人と……――御白洲はどこから来たか?
第三章 武士の世界を並べる――上下を区別する基準は?
第四章 並べる苦悩、滲む本質――釣り合いを考えろ!
第五章 出廷するのは何か?――士なのか? 庶なのか?
第六章 今、その時を――身分が変わると座席は変わるか?
第七章 座席とともに背負うもの――縁側から砂利へ落ちるとき
第八章 最期の日々――明治五年、御白洲の終わり
終章 イメージの中に沈む実像"
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