大原学園の挑戦

高校卒業者を対象にした専門学校と社会人を対象にした資格の講座（社会人講座）を２本の柱とし、そのほかに通学型通信制・単位制高等学校や大学院大学、幼稚園、日本語学院、予備校なども運営する学校法人大原学園。その歴史は古く、「戦後日本の復興を実学で」との志のもとで1957年に設立された大原簿記学校を起源とする。いまや実学系専門教育機関の雄となり、2020年に岡山と広島に専門学校を開校したことですべての政令指定都市への進出を果たした。
「本気になったら大原」をキャッチフレーズとする大原学園は「資格の大原」「就職の大原」としても広く知られ、特に税理士試験の合格者占有率はトップレベル、簿記・会計系の資格でも圧倒的な実績を誇っているほか、公務員試験にも非常に強い。
　「感奮興起」を校訓に、「一人ひとりに光を」を教育方針に、社会が必要とする人材の育成を天命として、一人ひとりの良さを発掘し、磨き、鍛え、育てる大原学園は、2019年には時代の要請を受けてITのスペシャリストを育成する東京情報クリエイター工学院専門学校を設立。2020年からは社会人向けのオンラインによるライブ講座もスタートし、新たな学びの場を提供している。
実学系専門学校の先駆けにして第一人者でもある大原学園の、常に時代の半歩先を行く教育システムや指導内容を紹介するとともに、創業時から今日まで脈々と受け継がれてきた教育理念や経営哲学に迫る。