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彼女はなぜ、口を閉ざすのか?
殺人犯が黙秘を続ける中、裁判は進む。
担当検事は事件の真相に到達できるか?
私たちにも、トラウマという便利な言葉で人間の心を忖度しようとする
安易な傾向がある。
本書はトラウマが存在するとされる人間の深層にアプローチする際の、
一方的な思いこみや独断がもたらす危険を真摯に問いかけている。
まさに「社会派・本格ミステリー」の達人が贈る傑作(マスター・ピース)である。
――西上心太氏(解説より)
北海道釧館(くしだて)のホテルで起きた殺人事件。殺されたのは有名な精神科医・隈本洋二郎。犯人の女は自らホテルのフロントに電話をかけてきた。殺人容疑で逮捕され、釧館中央警察署に連行された女は、札幌市豊平区に住む主婦と判明。だが彼女は、隈本を刺した事実は認めたものの、それ以外は一切話さない。黙秘の裏に潜むものとは? 事件を担当する検事の森島は真相を探るべく動き出す。
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