降格警視 2

徳間文庫

降格警視

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
徳間書店
著者名
安達瑶
価格
847円(本体770円+税)
発行年月
2022年6月
判型
文庫
ISBN
9784198947460

警察庁の超エリート警視様が、がさつな下町の所轄に舞い降りた!?
エリート思考と庶民派人情のぶつかり合いが意外や意外、難事件を解決に導く異色警察小説!

古今東西のあらゆる犯罪に通じており、犯罪スーパーコンピュータと畏怖されエリートコース邁進だった錦戸准。いささか利己的だが愚直な正義感、いささか慎重だがいざとなったらイケイケの実行力…それが災いしたのか、あることでどん底への左遷とあいなった。飛ばされた先が墨井署生活安全課。都内でも有数のざっかけない超庶民的住人たちが日々楽しく暮らしている地域である。オールフォアワン・ワンフォアオール…つまり野次馬根性まる出しで黙って見過ごせない連中の真っただ中に放り込まれた警視サマ。中でも町一番のお騒がせ者と言っていい榊鋼太郎とその仲間たちに翻弄されながらも、ローカルな事件を次々と解決に導いてゆく。そのみちすじは少々珍なるものだが、結果オーライ。かくなる上はさらに実績を積み上げて本庁返り咲きだ! 泥田に舞い降りても鶴は鶴と腹をくくって所轄レベルの「つまらない」事件に日々向き合うのであった。しかし…こんな優秀な男がどうしたわけでこんなところに左遷されてきたのだろう? 鋼太郎たちのモヤモヤはなかなか晴れない…。

警官がモグリの副業で性風俗店を経営しているとのタレコミが。調べてみると本当だった。しかも大繁盛している。同僚が見て見ぬフリをしていて、それをいいことにかなりのサービスをやって評判だった……。その警官は、仕事は真面目で警察情報をヤクザに流している形跡はない。「本人にはやんわりと説得するから、事を荒立てないで欲しい」と錦戸は言われるが、彼は納得出来ない。しかし、そのその風俗店で、風俗嬢の殺人事件が発生。「ドイツで起きた『フリッツ・ホンカ事件』に似ている」と錦戸。彼の頭には世界中の猟奇殺人事件がデータベースのように入っている。超エリートらしく緻密に捜査方針をたてた錦戸だったが、またぞろ榊鋼太郎ら超庶民が一枚も二枚も噛んできて…。他、女子高生誘拐、ネット殺人、オレオレ詐欺を扱った全四編。エリート思考と庶民派人情のぶつかり合いが意外や意外、難事件を解決に導く異色警察小説第二弾!

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top