~本書【はしがき】より~
本書の初版が1996年に刊行されてから四半世紀,新訂版(2003年)として改訂増補してからも10数年が経ちました.この間,子ども・学校・教育をめぐる状況,関連する政策・法制度等は急激な変容を見せています.子ども・学校・教育を「資料で考える」とした本書の特色に鑑み,資料のアップデート化は緊要と判断し今回三訂版を刊行いたしました.
三訂版においても,各章の理解と考察を促す資料をできるだけ提示するという方針を維持しています.今後も本書が教員をめざす学生を中心に,子どもと教育に関心を持つ方にとっての一助となることを願っています.
本書においては,とくに以下の点を編集の方針としています.
1 教育の原理・思想・歴史・制度などの諸分野にまたがる基本的な資料をできるだけ多く紹介しました.
2 学校ばかりでなく,家庭,社会がいま直面している教育問題について考える素材を提供するようにしました.
3 本文の記述を簡潔にし,資料の解説もできるだけ控えて,本書を利用される方が資料を通して「考える」ことを期待しました.
4 「読む」ことだけでなく「見る」ことを通じて理解することに重点をおくために,写真・絵・図などを多く掲載しました.
5 統計などの資料は可能な限り最新のものを選定しました.
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