近年盛んになってきた“脱出ゲーム”。その歴史とコアとなるパズル部分にスポットを当てた書籍が登場。
第1部「脱出ゲームの世界へようこそ」ではまず紀元前から19世紀までの長いスパンを取り上げ、メイズ(迷宮)とパズル、実際に“移動する”というエンターテインメント性に注目します。歴史の後半ではコンピュータゲームからロールプレイングゲームへの流れを経て、21世紀の脱出ゲームがいかに誕生したかを分析。著者はアメリカ人ですが、脱出ゲームが世界中に広がるきっかけとなった日本のSCRAP社についても章を割いて語っています。
第2部「脱出ゲームの道具箱」ではより具体的に、脱出ゲームの種類、謎/パズルについて、それがどういう発想でどう作られるのか、解き方などを紹介。
著者の言う“イマーシブ・ゲーム”(熱中、没頭ゲーム)というキーワードを紐解く読みごたえのある本になっているだけでなく、リアルな脱出ゲームを楽しむ人にとっても素晴らしい読書体験となるでしょう。
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