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16世紀末のシェイクスピアは、
ジョンソンとエセックスを
二つの焦点とする楕円の中にいた。
詩人としても劇作家としても名声を不動のものとしたかにみえた16世紀末、シェイクスピアの前に古典に通暁したジョンソンというライヴァルが登場した。エセックスも叛乱を起こし、中世的思考との決別が加速した。そのとば口でシェイクスピアは何を模索したのだろうか……。イギリス・ルネサンスの演劇を取り巻く文学と思想を、シェイクスピアとジョンソンを対置することによって鮮やかに活写する。
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【目次】
第一部 シェイクスピアとその時代
第一章 ロンドン・シェイクスピアとストラットフォード・シェイクスピア
第二章 シェイクスピアのロンドン-移りゆくもの、変わらざるもの
第二部 イギリス・ルネサンスの文学と思想
第三章 イギリス・ルネサンス演劇- 一五七〇年から一六〇〇年を中心に
第四章 イギリス・ルネサンス(文学)における国家理性
第三部 シェイクスピアの世紀末
第五章 庶子の力- 一五九〇年代後半のシェイクスピア
第六章 『十二夜』考
第七章 シェイクスピアのトロイ幻想
第八章 三人のブルータス-シェイクスピアと共和制
第四部 ベン・ジョンソン
第九章 ベン・ジョンソンとイギリス演劇の変質
補遺 シェイクスピア時代の劇団、劇場、観客
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