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"本書は、近年注目されている「メンタライジング(mentalizing)」の概念を、児童・青年期、彼らを支える家族、コミュニティに適用し、臨床を展開する、さまざまな可能性をまとめたものである。
「メンタライジング」とは、平たく言えば「自他の心を、心で思うこと」であり、概念の根源は精神分析と愛着理論にある。それはまさに、いわゆる治療活動の前に、子どもが育つために必要なものであり、養育者たちが毎日おこなっていることであると言える。そして、何らかの理由で、その日常のなかでおこなわれているメンタライジングの機能不全が起こったとき、あるいはそもそも人生早期に虐待やトラウマを経験していて、メンタライジングの機能に困難を抱えるとき、トラブルがいろいろな形で表れてくる。例えば孤立、自傷行為、教室での大騒ぎ、ぎくしゃくした家族関係、といったように。
本書は、まず、メンタライジングとは何か、子どもの心の発達との関係はどうなっているか、さらにメンタライジングをどう測定するかといった基礎的な知識を学ぶところから始まる。その後、多様な現場で、多様なクライエントを対象として、メンタライジングを鍵概念とした、実践の中から生み出されたさまざまな手法が、熱く、勢いをもって、具体的に示されている。
MBTの諸形態を学べるだけでなく、読者がそれぞれの現場で、子どもや家族たちへのメンタライジングを育てる臨床を創造的に発展させることをサポートする一冊である。
原書名:MINDING THE CHILD ? Mentalization-Based Interventions with Children, Young People and their Families"
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