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本書では化粧が人にどのような影響をあたえるのかについて『資生堂』が行ってきた研究を基に、心理学、脳科学、表情、匂い、バーチャルリアリティ技術など、様々な研究領域から化粧の力について23のサイエンスの視点で、化粧の力が人や社会へどう影響するのかを説明しています。
身だしなみとしての化粧から、心身の健康や自分の魅力を表現する手段、そして社会とかかわっていくために、化粧は大きな存在となります。
生活者のライフスタイルと美への意識。ジェンダーの視点からみた化粧の価値。温暖化や資源制約、人権問題など環境・社会変化で生じる新たな化粧の役割。人が健やかに生きていくために、化粧ができること。AI、メタバースなどデジタル環境における、化粧のあり方と対応策。化粧品研究を超えた企画・発想力を生かす。4000人以上が体験した過去から未来への顔と意識の変容シミュレーションによる長期的な商品構想の予測。化粧を通して心身維持回復効果をもたらす化粧療法の現在。更年期、高齢期女性のメイク悩みと脳機能の関連。男女の顔形態と印象、錯視との関係。香りの心身肌への影響と脳のメカニズムなど。本書から新しい化粧の視点について学んでみよう。
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