60年代のツーリングカー 羊の皮を被った狼たち

60年代のツーリングカー 羊の皮を被った狼たち

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出版社
三樹書房
著者名
平山暉彦
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2022年6月
判型
B5
ISBN
9784895227735

1960年代、ツーリングカー・レースの魅力が華やかに開花した。その主役となったのは、その多くが何の変哲もないスポーツサルーンであった。ヨーロッパを中心としたこれらのスポーツサルーンは、単なるファミリーカーにとどまらず、ツーリングカー・レースのために様々な性能向上が施され、文字通り“羊の皮を被った狼”としてその性能や速さを競ったのである。日本でも、1963年に催された第1 回日本グランプリを契機として、スカイライン2000GT-B、トヨタ1600GT、ベレット1600GTなど、量産車をベースにした高性能なスポーツモデルが開発された。これらのスポーツモデルは多くのツーリングカー・レースに投入され、時にメーカーの威信をかけて、激しいレースを繰り広げ、日本におけるモータースポーツは隆盛を極めた。

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