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横浜生まれの不良少年が大阪・釜ヶ崎に流れ着くまでの波乱の人生を
赤裸々に描く。
児童養護施設・日本水上学園での生活、タバコ、シンナー、窃盗。日
本社会事業大学を出て身体障害者授産施設へ就職した後、キャバクラ
業界に転身。アルコール依存、サラ金の多重債務、自己破産、結核。
会社の金を持ち逃げして釜ヶ崎へ。逮捕されるも、起訴猶予で釈放。
以後釜ヶ崎に根付き、居酒屋を営みながら、地域の社会運動に関わる。
宮本(通称・新井)信芳の人生遍歴は昭和から平成の、一つの社会・世
相史でもある。
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