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貧困問題は、依然として深刻な社会問題であり続けている。
私たちはどうすればこの問題を緩和し、根絶することができるのだろうか?
それを考えるためにも、そもそも「貧困とは何か?」と改めて問うことは重要な課題だ。
本書では、ブース、ラウントリーらの貧困調査による「絶対的貧困」からはじまり、べヴァリッジの社会保障論を経由して、タウンゼントの「相対的貧困」、EUの「社会的排除」へといたる、「貧困概念」の歴史的な拡大過程を追いながら、貧困対策の理論的核心を探っていく。
貧困研究で期待の若手が、資本主義における階級と階層の両概念に改めて光をあてつつ「貧困理論」を基礎から解説する初の入門書。
【推 薦】
いくら研究が増えても、理論が間違っていたら、現状は変えられない。
必要なのは階級論的貧困理論。
貧困克服のための「脱資本主義宣言」!
──橋本健二 社会学者
「貧困に陥ったら自己責任である」あなたがそう思っているのなら、車椅子ユーザーの私が電車に乗る時、毎回不便を感じ、時には乗せてもらえないのは仕方がないことなのでしょうか? 改善を求めるのはワガママなのでしょうか。平等に見えながらも、違いを受け入れない社会はつらいです。この本の「選んだ貧困ではなく、社会的排除による、押し付けられた貧困がある」の視点に、私は救われました。自由の平等を求め続けたいです。
──伊是名夏子 コラムニスト
貧困問題は、僕らが生きているこの時代に終わらすことができる。
そのためには、みんなが関心をもって取り組むことが大切だ。
本書は、貧困問題を正しく理解する上での良書である。
──田口一成 株式会社ボーダレス・ジャパン
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