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【内容紹介】
【対談者】
横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)
アルボムッレ・スマナサーラ(初期仏教長老)
鎌田東二(天理大学客員教授・京都大学名誉教授)
西平 直(上智大学グリーフケア研究所特任教授・京都大学名誉教授)
柴田保之(國學院大學人間開発学部教授)
光吉俊二(東京大学大学院工学系研究科特任准教授)
――一人の実践者がこれまで生きてくる中で出会った様々な疑問について、多くの求道者に問いかけそして語り合うことを通して、その答えを一つひとつ探し求めてきた旅路。日本文化に埋蔵されていたマインドフルネスの核心に出会い、自己が消滅し宇宙と意識の創発の現場に立ち会う、スリリング6つの対話――
日本におけるマインドフルネスの第一人者で心療内科医の早稲田大学教授の熊野宏昭氏が、瞑想をテーマに6人の探求者と語り合う対談集。自らの瞑想体験を縦軸に、禅、初期仏教、日本的霊性、能楽、障害者教育、数学理論という多様な分野を横軸にして、日本的な感性におけるマインドフルネスの可能性と、言語と意識の本質とは何かを、対話を通して探究する。
注意を分割しているのは誰なのか。
そこで働いている「自分」はどうしたら落ちるのか。
そんなことを考えていたときに出会った「完全受動態」という言葉。
完全に受動的で、ただ気づきだけがそこにあるという状態に、どうしたら行けるのか――
すべての生きとし生けるものが歌を詠んでいる、その歌が歌えるほど。
6人の探求者と対話を重ね、たどり着いたのは「宇宙と意識」の事実――。
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