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「強さとは大きな領土を持つことではない」
「自由を望む気持ち、平和を大切に思う気持ちに距離はない」
「世界は見守るのではなく、助けなければならない」
「皆さんが私たちとともにあることを証明してほしい」
「人々は住み慣れた故郷に戻らないといけない」
二〇二二年二月二四日、ロシア軍に侵攻を受けて以降、世界第二位の軍事大国との極めて不利な戦いを、ゼレンスキーは、砲弾や戦闘機ではなく「言葉の力」で戦ってきた。事実、「ゼレンスキーは、降伏拒否、反抗、勇気、勇敢さの象徴になりつつある」(オリシア・ルツェビッチ氏/BBCのラジオ番組)、「人間に与えられるあらゆる才能のうち、雄弁に語る能力ほど貴重なものはない」(イギリスの故・チャーチル元首相の言葉を用いて/アメリカのCNNの番組)と、各メディアは率直にその発信力に賛辞を送っている。
では、なぜ若き大統領の言葉はなぜ自国民を奮い立たせ、世界をも動かすのか? 本書では、ウクライナの国民や軍を奮い立たせ、世界の主要国の議場を総立ちにさせてきた一〇〇の言葉を拾い集め、五つの種類に分類しながら、それぞれ解説を加えていく。(著者より)
※本書の印税・売り上げの一部はウクライナの避難民および復興支援のために寄付します
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