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ー五稜郭・長万部・倶知安など、16機関区で活躍した蒸気機関車の足跡をたどるー
「私が撮影した機関区と機関車」の本州編、東北編に次ぐ第3弾で、昭和40年代の北海道で、終焉に至るまで活躍した蒸気機関車達の姿を紹介している。
本書では、北海道内の16機関区の機関車の区内での様子と本線での活躍を描写しているが、特に、函館本線で活躍したC62重連や、重量貨物に威力を発揮したD52、僅か6輌しか改造されず辺境の留萠地区に存在したD61、道央地区で最後まで活躍したライトパシフィックC55、C57などのほか、道内全域で重用されていた9600とD51の姿も数多く掲載している。
9600については、倶知安に存在した2ツ目で給水温め器装備の車輌のディテールも掲載し、且つ昭和41年ごろに始まった北海道特有の切り詰めデフへの移行の様子も理解できる。
当時の有り様を思い起こす切っ掛けとなる写真集として有用である。
なお、この後、続編として、「北海道の炭坑鉄道・除雪車・気動車編」が6月に発刊予定である。
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