ライフ・ソリューションをはじめよう わたしを育てるキャリアデザイン

ライフ・ソリューションをはじめよう わたしを育てるキャリアデザイン

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出版社
編集館
著者名
新居田久美子
価格
1,500円(本体1,364円+税)
発行年月
2022年5月
判型
B5
ISBN
9784991255908

●人は、なぜ働くのか
 そう、生きるためです。では、生きるためにお金を稼ぐことだけが目的なのでしょうか。答えは一人ひとり違うはずです。また、すぐに見つかるものでもありません。学生時代はその方向性を見つけていくことができる人生の準備期間です。そのために自分を取り巻く社会を捉え、現在に向き合い、自らをソリューションしていくことを楽しんでもらいたい。そう思って、筆者はキャリア教育に携わってきました。

●自他を認め、多様性を認め合うキャリア教育を
 本テキストは、対話を通して自己理解を深めるアクティブラーニング型ワークブックです。?集団のなかで、主体的・協働的に課題に取組み、目標を達成するためのプロセスを体験的に学べるようになっています。また、共生社会・多様性における相互尊重の重要性を実感できる内容です。未来について考える機会を通して、現在の自分を表現し内省しながら、キャリアデザインを描き始めましょう。そして、「わたし」の人生を生きるために必要なスキルや情報を得て、さらに自分を開発していきましょう。

*指導教員、ファシリテーターのみなさまへ
 本書は、自己調整学習(self-Regulated learning)を基本概念として応用しています。自己調整学習とは、学習者があらゆる学習過程において積極的に関わることで、自身の認知活動や学習行動を調整しながら、効果的に学習目標を達成することを目指す学習方略を指します。日本の大学生など社会へ移行するまでの生徒・学生が主な対象者です。この学習方略を成果につなげるためには、有意味受容学習を軸とし、これまで培ってきた既存知識である先行オーガナイザ(advance organizer)を改めて学習し、受容されやすい情報の提示をしながら自己と社会の理解を進めていくことが重要です。この成立には、以下の3つが必要です。
 「メタ認知」:学習の目標・過程・成果を客観的にモニターし、自覚する。
 「動機づけと感情コントロール」:学ぶ意欲を高める方法をつかみ、落ち着いた前向きな気持ちで学びに向かうために感情を整える。
 「行動」:必要な情報収集や援助の選択と環境調整などの改善のための行動を実行する。
 このように、自ら学習目標を設定し、計画の進展をモニターし、結果を評価し、さらなる学習を進めていくには、いわば PDCA サイクルを回せるような経験の機会が必要です。本書の chapter のテーマに沿って、問いを立て、自分の価値観や考え方を知る。また、他者という貴重な存在が多様なモデルとして方向性を示唆してくれることでしょう。一人ひとりの性格や志向、生活パターンによって、まさに答えは一つではないことを知る。そして社会から求められる力の到達目標をバックキャストしながら、中長期的な学びの再構成を意識させます。そこには自分流のアレンジが当然必要です。つまり誰かの指示ではなく、主体的・能動的に学び続けられる人(active learner)の育成をこのワークブックは目指しています。

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