1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
競争力維持のために、高品質、高性能、低価格のバランスを取らなければならない中小製造企業には、大企業とは異なる職場類型の発展が見られる。本書では、技能形成、技術選択、労務管理という3つの側面から、またこれらの側面の有機的関連から、中小製造企業の職場類型が分析されている。製造工場における職場類型の段階的発展のなかで、さまざまな機械類が混在する万能職場、さまざまな作業工程をこなす万能熟練工は次第に姿を消し、現在の大企業製造現場ではほとんど見られなくなったが、中小製造企業の作業現場の中には、さまざまな自動機の操作に習熟し、IT技能・知識や材料に関する知識と従来の作業工程に関する技能・知識とを併せ持つ新たな形での熟練工、現代版万能熟練工ともいえる存在が見られる。研究事例の少なかった中小製造企業の職場類型について、本書では、事例研究をとおして、新たな職場類型の存在を明らかにしていく。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。