取り寄せ不可
三河以来の由緒正しき伊予藩士を祖にもつ水野家。これが著者の出自です。しかし、明治以降、その血脈をたどると、闇の金融界に君臨する祖父、最高裁判事に就く異母兄弟、そして、働くことをやめ、家族を支えることを放棄したような著者の父が・・・。陰影の富む人物。豊かにうねる物語性。北杜夫の「楡家の人びと」、山口瞳の「血脈」の再来を想起させます。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。