本の雑誌 468号(2022年6月号)

本の雑誌

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出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
1,100円(本体1,000円+税)
発行年月
2022年5月
判型
A5
ISBN
9784860115302

特集:結句、西村賢太

平成令和を駆け抜けた私小説の雄・西村賢太が急逝した。不幸な生い立ちをさらし、憤怒と嫉妬、暴力と欲望にまみれた日々を描き続けた無頼の作家、西村賢太は北町貫多だったのか!? というわけで、本の雑誌6月号は西村賢太追悼特集、その名も「結句、西村賢太」。担当編集者の座談会から、西村賢太をもっともよく知る朝日書林荒川義雄氏のインタビュー、友人、知人の知る人物像、北町貫多クロニクルに幻の小説「北町貫吉」物語のこと、西村賢太から遡る私小説の系譜に探偵小説通として西村賢太、西村賢太原稿文字起こし辞書登録一覧に読者の追悼、おじさん二人組の四十九日・納骨法要のお参りルポに西村賢太の十作、そして巻頭カラーは若き日の西村賢太が精魂込めてつくった「藤澤淸造全集内容見本」を完全掲載。一私小説書きを送る追悼大特集だ!

新刊めったくたガイドは、吉野仁が待望の第二弾『天使の傷』から目が離せない!と叫べば、藤ふくろうは『ケンジントン公園』の狂躁的な語りに溺れっぱなし。大森望が長編&アンソロジーの中国女性SFラッシュを寿げば、古山裕樹は呉勝浩『爆弾』が繰り出す罠だらけの心理戦にどっぷり。高頭佐和子がセクハラ被害をリアルに描く井上荒野『生皮』で過去を振り返れば、すずきたけしはアート&デザイン200年の革命的表現に目がズギャン! そして北上次郎は青崎有吾の百合短編「恋澤姉妹」が素晴らしい!と絶賛。さあ、おじさんが今月いちばん感じ入ったという絶品短編を堪能しよう!

今月は図書カード三万円使い放題!に砂原浩太朗が挑戦。あの名作少女漫画からムーにサラ金、ミュージカル映画等々、「実は......」の連打で11冊をお買い上げなら、アルパカ研究所所長・内田剛が書店検索機利用比べに参上。古巣三省堂書店神保町本店からジュンク堂池袋本店まで都内12店の検索機の使い勝手を総チェック。さあ、快適度ナンバー1はどこの検索機か、140ページを見てくれぃ!そして今月も黒い昼食会がムーの次はジョジョだ!と期待大なら、日下三蔵「断捨離風雲録」はいざ納戸へ。堀井憲一郎が10冊の本を読み終わる回数と時間をゆるーく調査すれば、宮田珠己はロト7に連続当選!? GWが終っても北町貫多は永遠に変わらない。本の雑誌6月号と納豆二パックで一私小説書きを追悼しよう!

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