サンマデモクラシー

サンマデモクラシー

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出版社
イースト・プレス
著者名
山里孫存
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2022年5月
判型
四六判
ISBN
9784781620787

オキナワ爆笑珍騒動!ウソみたいなホントの話。
アメリカ占領下の沖縄で魚屋のオバーが起こした裁判は、復帰運動に火をつけた!

1963年沖縄。祖国復帰を願う沖縄の人々が、日本の味として食べていたサンマ。
サンマには輸入関税がかけられていたが、その根拠は統治者アメリカが制定した「布令」。
しかし、関税がかかると指定された魚の項目に、「サンマ」がなかったことが発覚。
「関税がかかっているのはおかしい!」と、とある魚屋のオバーが、徴収された税金の還付訴訟を起こす。
いつしかこの「サンマ裁判」は、アメリカを追い詰める民主主義を巡る闘いとなっていく。

1960年代をかけぬける、パワフルでチャーミングなウチナンチュの群像劇!
・最強の高等弁務官にケンカをうった魚屋・玉城ウシ
・破天荒なビッグマウス弁護士・下里恵良
・アメリカが最も恐れた政治家・瀬長亀次郎
・生中継で「ありえない」祈りを口にした宣教師・平良修
・自治のために決死の抗議文をたたきつけた裁判官たち……

【目次】
プロローグ
第1章 魚屋の女将・玉城ウシ
第2章 サンマと布令
第3章 旋風と呼ばれたキャラウェイ高等弁務官
第4章 サンマ裁判の弁護士・下里ラッパ
第5章 サンマはどう裁かれたか
第6章 第二のサンマ裁判
第7章 サンマとカメジロー
第8章 伝説となった牧師の祈り
第9章 移送されたふたつの裁判
第10章 サンマに火をつけたのは誰か
第11章 民主主義とは
エピローグ
主な参考文献

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