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本書は、江戸後期に、二人の人物が成し遂げた偉大な業績について紹介するものです。先ず伊能忠敬は、下総国(千葉)香取の酒造家にムコ入りした後、自ら習得した測量技術を駆使して地元の土地改良事業に取り組み、後に、封建制度の障害を乗り越えつつ自身の技術を活用して日本各地を測量して廻り、後にそれが「大日本沿海輿地全図」として発刊さるに至りました。一方、間宮林蔵は常陸国(茨城)の農民の生れで、利根川東遷事業に関わった幕臣に引き上げられ、後に千島のロシア艦襲撃事件を経て樺太の探検に赴き、その地での2度に亘る現地調査によって樺太が独立した島であることを発見し、一方で、対岸のシベリヤ大陸には中国文化が浸透していることを明らかにしました。
当時の閉鎖社会にあって、単なる平民の彼らが偉大な業績を上げたと言うことは極めて痛快であると同時に、彼らの労苦が偲ばれるところであります。
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