二つの国、二つの文化を生きる

二つの国、二つの文化を生きる

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出版社
彩流社
著者名
金正出
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2022年4月
判型
四六判
ISBN
9784779128288

医療と教育事業に挑んだ「在日」医師の自伝!



朝鮮人韓国人と日本人に問いかける著者の生き方とは?

両親からの教えを胸に、在日として日本でいかに生きるかを自問し、

苦闘しながら、医療、福祉、教育の各事業で成功した著者が、

民族の矜持を持ち、二つの国、二つの文化を生きた実体験を赤裸々に語る。



「差別は、差別される人に耐えがたい苦痛を与えるし、差別する側に

人格の荒廃をもたらす」「自分のルーツや祖先、親のことを誇りに

思わないで、社会的に立派な仕事をした人を私は見たことがない」



本書は、在日の人びとが日本に「帰化」することで民族性の風化が進む

時代に、互いに民族性を尊重する生き方を訴える書である。

著者は、医療だけでなく、学校経営にも注力し「日本の社会の一角に

韓国人と日本人が共生し、新しいタイプの韓日の架け橋になる人材が

たくさん生まれれば、大きな意義がある」と語っている。

混迷する昨今の日韓関係のずっと先を見据えた展望が、

本書において語られるのである。

増補として、初版読者の感想、新しいあとがきを付した。



【目 次】

はじめに

第一章 青森に生まれ育って

第二章 医師への道──開業と介護福祉事業の展開

第三章 保育園、人権問題、そして韓国語学校設立

第四章 青丘学院つくば中学校・高等学校創立

          ──韓日の文化を学ぶ一条校

第五章 民族の新たなコミュニティをつくりたい

            ──ハングルを拠り所に

第六章 家族と医者の私

第七章 ゴルフに魅せられて

第八章 すべての事業には始まりがあって終わりがある、

              独自の経営メソッド

第九章 何が悲しくて日本人になるのか、

             克日思想をもって発展しよう

金 正出 略年譜

想い出の写真

おわりに

読者からの反響より

増補版 あとがき

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