エヴァンゲリオンの精神史

エヴァンゲリオンの精神史

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出版社
小鳥遊書房
著者名
小野俊太郎
価格
3,190円(本体2,900円+税)
発行年月
2022年5月
判型
A5
ISBN
9784909812827

月/『神曲』/パッチワーク/コラージュ/引用/モザイク/改変/戦後/負い目/ドーナツの穴/ループ/リピート/逸脱/縫合/転回/天使/メタフィクション/編集/遅延/マルチエンディング、
そして、過去の継承と未来への改変…。
エヴァ(と取り巻く現象)というテクストは、
マニエリスム的読解を求めていた。
===
主な目次
序章 完結しても閉じない物語

第1部 出発点と完結まで
第1章 すべての出発点
1企画書から始まった
2エヴァンゲリオンとの交差点
マッチョなヒーロー像の解体

第2章 竹取物語として
1月に憑かれた作品
2竹取物語としてのエヴァンゲリオン

第2部 書き始められたテクスト
第3章 コックピットに搭乗すること

第4章 シンジと搭乗させる大人たち
1使徒と搭乗の拒否
2特攻と生き残った者たちの負い目

第5章 使徒と堕天使
1天使と使徒の間
2使徒を撃退する者たち
3堕天使としてのEVA

第6章 食らうものと食われるもの
1弁当をめぐる錯誤
2人身御供 

第7章 最終二話の意味するところ
1裏切りか、結末の遅延か
2テレビシリーズの完結としての最終話

第3部 書き足され、書き直されたテクスト
第8章 新生から終劇へ
1編集とマネジメント
2「DEATH編」という総集編
3「夏エヴァ」の新生と終劇
4シンジのヰタ・セクスアリス

第9章 並走するマンガ版
1誘導から逸脱へ
2キャラクター間の距離
3夏から冬へ

第10章 折れてつながるテクスト
1整理から逸脱へ
2接続と連結
3転回しながらつながる物語

第11章 過去の継承と未来への改変
1シン化する未来へ
2碇一家の解体
3世界の浄化と第3村
4原動力の交替

終章 足跡を残すために

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